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ホンダ プレリュードが気になっていて、『何馬力あるの?』『ハイブリッドだと遅いんじゃない?』と思っている方も多いはずです。
結論から言うと、現行プレリュードは2.0Lエンジン(141PS)と走行用モーター(184PS・315N·m)を組み合わせたe:HEVで、主にモーターでタイヤを回すFFクーペです。ターボもMTも四駆もありません。
この記事では、公式の主要諸元の数字だけを使って、性能の中身と「速いのか遅いのか」を確かめていきます。
プレリュードのスペックを一覧で見る
現行プレリュード(6代目・型式6AA-BF1)のパワートレインはe:HEVの1種類だけ。駆動はFF、燃料はレギュラー、WLTC燃費は23.6km/Lです。
まずは数字をまとめて見てみましょう。どれもホンダ公式の主要諸元表(2026年10月3日取得)の値です。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| パワートレイン | e:HEV(エンジン+2モーターのハイブリッド) |
| エンジン型式 | LFC型 2.0L(1.993L)直列4気筒DOHC 直噴 |
| エンジン最高出力 | 104kW(141PS)/6,000rpm |
| エンジン最大トルク | 182N·m(18.6kgf·m)/4,500rpm |
| モーター型式 | H4型 |
| モーター最高出力 | 135kW(184PS)/5,000〜6,000rpm |
| モーター最大トルク | 315N·m(32.1kgf·m)/0〜2,000rpm |
| 変速機 | 電気式無段変速機(Honda S+ Shift) |
| 駆動方式 | FF |
| 車両重量 | 1,460kg |
| WLTCモード燃費 | 23.6km/L |
| 燃料・タンク | 無鉛レギュラー・40L |
「プレリュード 何馬力?」と聞かれたら、エンジン141PS、モーター184PSと答えるのが正確です。
ただし、この2つを足した「システム総合出力」は、公式の諸元表に載っていません。ネットで総出力の数字を見かけても、公式値ではない点は覚えておきましょう。
e:HEVってどう動くの?「電気自動車」とは違う?
『ハイブリッドって、結局エンジンで走るんでしょ?』と思うかもしれません。
実はe:HEVは、普段はモーターでタイヤを回す仕組みなんです。エンジンは主に発電を担当します。
- 発進や街中では、電池の電気でモーターが走る
- 加速が必要な時は、エンジンが発電してモーターに電気を送る
- 高速巡航など効率が良い場面では、エンジンが直接タイヤを回すこともある
- 減速時はモーターが発電して電池に電気を戻す
だから、充電プラグで電気を入れる電気自動車(EV)とは別物です。燃料はガソリンだけで、外から充電する必要はありません。
駆動用の電池はリチウムイオン電池です。
ガソリン専用車の設定はありません。「プレリュード ガソリン」で探している方は、エンジンだけで走る仕様が無いことを知っておくと話が早いですね。

ターボは?排気量は?VTECは?エンジンの話
エンジンはLFC型の2.0L直列4気筒です。正確な排気量は1.993Lで、自動車税は「1.5L超2.0L以下」の年36,000円になります。
ターボは付いていません。直噴のアトキンソンサイクルで、燃費の良さを優先した自然吸気エンジンです。
「プレリュード VTEC」と聞いて思い出すのは、4代目(1991年〜)に積まれたH22Aではないでしょうか。あの時代は、高回転まで回して走る楽しさが看板でした。
| 世代 | 主なエンジンの特徴 | 走りの主役 |
|---|---|---|
| 4代目(BA8/BB1/BB4) | VTEC(H22A)搭載のSi VTEC | エンジン |
| 5代目(BB5/BB6/BB8) | タイプS(BB6)など | エンジン |
| 6代目(BF1・現行) | e:HEV(LFC型2.0L+H4型モーター) | モーター |
今のプレリュードは、走りの主役がエンジンからモーターに移っています。昔のVTECの感覚で比べると、まったく違う車に感じるはずです。
歴代の流れはプレリュードの歴代モデル一覧で詳しく見られます。
「プレリュード ECU」で調べる方もいますが、e:HEVはエンジンとモーターと電池を一緒に制御しています。制御を書き換えるとメーカー保証の扱いに影響することがあるので、販売店に事前に相談しておきましょう。
S+ Shiftの仮想8段って何?変速機はCVT?
ここがプレリュードの一番面白いところです。
変速機は「電気式無段変速機」です。ベルトで変速するいわゆるCVTとは違い、モーターの制御で速度を変えていく方式なんです。
そこに組み合わされたのがHonda S+ Shift。本来ギアの段が無いe:HEVに、仮想の8段変速の感覚を持たせる制御です。
- エンジン回転を変速っぽく上下させ、段のある加速感をつくる
- エンジン回転と連動したサウンドを車内に流す(アクティブサウンドコントロール)
- メタル製パドルシフトで、自分で「シフト」できる
- S+ ShiftをOFFにすると、パドルは減速の強さを選ぶセレクターになる
『ハイブリッドだと音がつまらないのでは』という声はよく聞きます。S+ Shiftは、まさにそこに応えるための仕組みですね。
ただ、聞こえる音はスピーカーでの演出も含まれます。昔のエンジン音そのものを期待すると、好みが分かれるかもしれません。
マニュアル(MT)は設定がありません。MTやタイプRの話はプレリュードにMT・タイプRはある?でまとめています。
走行モードは4つ。それぞれどう違う?
ドライブモードは、SPORT・GT・COMFORT・INDIVIDUALの4つです(ホンダ公式)。
| モード | ざっくりした性格 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| SPORT | 反応が鋭く、ダンパーも締まった設定 | ワインディング・合流 |
| GT | 走りと快適さの中間 | 高速道路の長距離 |
| COMFORT | 足まわりが柔らかく、穏やか | 街乗り・同乗者がいる時 |
| INDIVIDUAL | 項目ごとに自分で組み合わせる | 好みを決めたい人 |
足まわりにはアダプティブ・ダンパー・システムが入っていて、モードに合わせて減衰力が変わります。
シャシーはシビック タイプR(FL5)ゆずりで、フロントがデュアルアクシス・ストラット、リアがマルチリンクです。FFでもハンドルが取られにくい形式なんですね。
ブレーキはBrembo製のフロント対向4ポットキャリパーとφ350mmディスク、リアはφ305mmディスクです。
「ローンチモード」や「コースティングモード」で調べる方もいます。この記事で確認できた公式資料には、その名前の機能の記載を見つけられていません。気になる場合は、試乗の時に販売店で聞いてみてください。
実際、速い?遅い?数字から考えてみる
『617万円もするのに非力じゃないの?』という疑問、正直ありますよね。
ここは数字で考えてみましょう。走りを決めるのはモーターなので、モーター出力と車重で比べます。
| 指標 | 値 | 計算のもと |
|---|---|---|
| 車両重量 | 1,460kg | 公式諸元 |
| モーター最高出力 | 184PS | 公式諸元 |
| モーター最大トルク | 315N·m | 公式諸元(0〜2,000rpm) |
| 1PSあたりの重さ | 約7.9kg | 1,460÷184で計算 |
注目したいのはトルクです。315N·mは、発進直後の回転域から出ます。だから信号からの出足や、高速道路の合流で力不足を感じにくいんです。
例えばこんな場面です。
「合流で一気に加速したい時、アクセルを踏んだ瞬間に前へ出る」
モーター車らしい、待たされない加速ですね。
一方で、サーキットで最高速を競うような車ではありません。最高速度の公式値も出ていないので、ここでは書きません。

- 発進直後や低い速度からの加速
- 高速道路の合流や追い越し
- 坂道での力強さ
- 高回転まで回すエンジン車が好き
- ピュアスポーツ並みの速さを求める
- MTで操る感覚が欲しい
競合と比べた時の感覚は、プレリュードとGR86・BRZ・ロードスターの比較やプレリュードとシビックの違いで詳しく見ています。
燃費とガソリンの話も押さえておこう
スポーツクーペでも、毎日乗るなら燃費は気になりますよね。
プレリュードのWLTCモード燃費は23.6km/Lです(ホンダ公式主要諸元)。走る場面ごとの値も出ています。
| モード | 燃費(WLTC) |
|---|---|
| 市街地 | 20.6km/L |
| 郊外 | 26.1km/L |
| 高速道路 | 23.5km/L |
| 総合 | 23.6km/L |
燃料はレギュラーで、タンクは40Lです。カタログ燃費で単純に計算すると、満タンで約944km(23.6×40)走れる計算になります。
ただ、実際の燃費はエアコンや渋滞、走り方で下がります。計算上の数字は、あくまで目安として見ておきましょう。
スポーツカーはハイオク指定が多いですが、プレリュードはレギュラー指定です。給油のたびの差は小さくても、何年も乗ると効いてきます。
実燃費や航続距離のくわしい話は、プレリュードの燃費と実燃費で見ています。
スペックの割に値段は高い?
617万9,800円(標準車・税込)という価格を見て、『この馬力でこの値段か』と感じる方もいるでしょう。
そう感じるのは自然です。ただ、プレリュードの値段には、馬力以外のものがたくさん含まれています。
- タイプRゆずりのシャシーとアダプティブ・ダンパー
- Brembo製フロントキャリパー
- BOSEプレミアムサウンド(8スピーカー)
- Google搭載9インチディスプレーとETC2.0車載器
- Honda SENSING
オプションで積み上げる必要がほとんど無い1グレードなので、その分入口が高く見えるんですね。
値段の中身はプレリュードはなぜ高い?、グレード構成はプレリュードの価格と2027 Limited Editionとの差で詳しく書いています。
実際にいくらで買えるかは、プレリュードの値引き相場と交渉の順番から見てみてください。
よくある質問
プレリュードは何馬力ですか?
ホンダ公式の主要諸元で、エンジンが141PS、走行用モーターが184PSです。システム総合出力は公式に記載がありません。
プレリュードは四駆やFRもありますか?
ありません。現行プレリュードの駆動方式はFFだけです。
ハイオクを入れる必要はありますか?
指定燃料は無鉛レギュラーガソリンです。燃料タンクは40Lです。
変速機はCVTですか?
電気式無段変速機です。ベルト式のCVTとは仕組みが違い、Honda S+ Shiftで仮想8段の変速感を出しています。
ターボエンジンですか?
いいえ。LFC型の2.0L直噴エンジンで、ターボは付いていません。
まとめ
- パワートレインはe:HEVだけで、駆動はFF。ターボ・MT・四駆は無い
- エンジン141PS・182N·m、モーター184PS・315N·m(公式諸元)
- 普段はモーターで走り、発進直後から強いトルクが出る
- S+ Shiftで仮想8段の変速感と音の演出がある
- ドライブモードはSPORT・GT・COMFORT・INDIVIDUALの4つ
- 燃料はレギュラー、WLTC燃費は23.6km/L





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